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皮膚は皮脂と水分を分泌して天然のクリーム(脂肪膜)で表面を覆っています。
この脂肪膜は皮膚にとって重要な防御機能で、乾燥や外界の刺激からある程度守られているのです。
ふつう、かゆみは異物に触れたり微生物が皮膚に入り込もうとするときの危険信号として感じられますが、このバリア機能が低下するとかゆみを感じてしまいます。
皮脂の分泌は青年期が最も多く、それ以後は年を重ねるほど少なくなっていきます。そのため皮脂の分泌が低下すると、皮膚は乾燥しやすくわずかな刺激にも敏感になっていきます。
病気というより、ちょっと気のはやい老化現象の一つといえます。
かゆみを増強する環境
・空気が乾燥している
皮脂の分泌が低下すると、周りの環境の影響をうけやすくなります。
空気が乾燥していれば皮膚からの水分蒸発も多くなり、皮膚の乾燥がすすんでいっそう皮脂による皮膚のバリア機能がていかします。
・衣服がこすれる
きつめの下着や靴下などを着けていると、皮膚がこすれてその部分が痒くなります。
これは、摩擦の刺激で皮膚にある毛細血管が膨張し、かゆみを感じる神経を刺激するからです。
・寒いところから急に暖かいところに出る
真冬にかじかんだ手足をお湯で温めると、痒くなったという経験はありませんか?
これも寒さで収縮していた毛細血管が急に膨張したことで起こるかゆみです。 |